ショパンのスケルツォが、素敵過ぎて、よくスケルツォを弾いている、
有名なピアニストのユーチューブを見るのですが、
そのショパンのスケルツォの魅力を大まかに、
お伝えしたいと思います。
スケルツォ:ショパンピアノが素敵!⓵スケルツォとは?意味
スケルツォとは・・イタリア語で、「冗談」「滑稽」「いたずら」という意味らしいです。
他にも、楽譜的に、「軽やか」「ユーモアのある」「テンポの速い曲」など説明してあります。
ふざけた音楽ともよく言いますが、ショパンのスケルツォは、決して、ふざけた音楽には
聞こえませんね。
2番の最初は、ちょっぴり、ふざけているような感じもしますが(笑)
元はと言えば、ベートーベンが交響曲やピアノソナタに、
メヌエットの代わりに使用するようになった、3拍子の曲です。
それが広まって、ショパンは、ピアノソナタや、独立したピアノ曲としていきました。
ピアノのコンクールでも、よく決勝などで、バラードなどもそうですが、
スケルツォも耳にしますね!なので、もう、スケルツォは、大曲!
ピアノの最高傑作!なのです。
スケルツォ:ショパンピアノが素敵!⓶難易度
2番→1番→3番→4番
・・と、よく、難易度が書いてあります。
私的には、結構、1番は、最初、譜読み(音読み)もそう簡単に、すんなりいかなかったし、
テクニック的にも、速く弾かねばならないので、2番→3番→1番→4番と難易度をしました。
※3番の方が、どちらかというと、最初から、初見で譜読みしながら、
1オクターブを弾いていく感じなので、あくまでも、私の見解です。
4番は、もう、ショパンコンクールで、有名ピアニストが4番を選曲したりしますので、
難しい曲ですね。
スケルツォ:ショパンピアノが素敵!⓷スケルツォの魅力
スケルツォは、ふざけた、滑稽な、ユーモアな・・とありましたが、
1,2,3番は・・結構、深刻・・暗い感じがしますね。
しかし、どの曲も、個性的なので、それが、魅力となっています。
スケルツォ:ショパンピアノが素敵!:スケルツォ1番op20
1番は、劇的に最初の不協和音があり、まず、それだけで、びっくりします。
そして、激情を感じさせるように、メロディが急いで、せかして、上がったり、下がったりといったりきたりを繰り返します。
せわしいけど、かっこいいのがスケルツォ1番の魅力です。
そして、バタバタ弾いていたかと思いきや、いきなり・・
シーンと静寂がきて、何だか、とてもその両手の同じ音が、切なく、じ~んと胸を打つのです。
ショパンの不安な気持ちを同時に、考えたりすると、私は、少し、そこで、いつも、
涙が出そうになり、胸にジーンと切なさと悲しみを覚えるのです。
なので、
1番の魅力、素敵なところは、・・切なさと、悲しみと、そして、覚悟が音楽で表現されている曲
何度聴いても、感動してしまう曲、それが1番の魅力だと思います。
1番の途中は、クリスマス?を思わせる綺麗な部分です。
本来の、ふざけたという意味には、どちらかというと、ほど遠く感じる曲ですね。
スケルツォ:ショパンピアノが素敵!:スケルツォ2番op31
スケルツォ2番は、超有名ですね。
2番の最初は、シーンとした中で、
不思議な面白い、リズムなので、「ところてん?!」と皆が表現しているように、
私は、少し、それを思い出すと、くすっと笑ってしまいます。
私には、たまに、かえるが鳴いている?みたいにも感じとれる時があります。ほっとします。
それが、まさに、「滑稽」「ユーモアがある」な~と思いました。
唯一、本来のスケルツォの「ユーモア」が感じられる部分ですね。なので・・
2番の魅力、素敵なところは、・・最初が面白い!
でしょう!(笑)
スケルツォ:ショパンピアノが素敵!:スケルツォ3番op39
私は、スケルツォ3番を小学生の時に、初めて聴いたのですが、
最初に聴いたのは・・NHkの英語番組の「セサミストリート」です。
セサミストリートの話の途中で、いきなり、壊れたピアノで?!人形が、
狂ったように、このスケルツォ3番を、華麗に、超かっこよく弾いていたのです。
私は、子供心に「この曲は一体何の曲?」とくぎづけになったのでした。
私が、「何て、華麗な曲なんだろう!」と思ったのは、ベートーベン風に、低い壮大な音が
ずっと並んで、聞こえてきていた・・と思いきや、いきなり、高いところから、
きらびやかに、音が、星のように、キラキラと舞い降りてくる感じだったのです。
そう、スケルツォ3番は、印象に残りました!
なので、
スケルツォ3番の魅力、素敵なところは、・・壮大だけども、綺麗な音の星が降ってくる感じの曲なところです。
スケルツォ:ショパンピアノが素敵!:スケルツォ4番op39
4番は、ずっと、綺麗で、晴れ渡った空をイメージ出来る感じですが、
少し、長い。そう私は、途中感じてしまいます。
長い・・長作なので、なかなか発表会で弾くとなると、大変ですね。難しい難曲。
しかし、最後は、さらっと終わる・・それも、このスケルツォ4番の魅力の1つだと思います。
今までのスケルツォ1,2,3とは違って、ショパンの心情も「英雄ポロネーズ」を作った頃ですから、少し、体力的にも、良かったのかな?・・と思ってしまいます。
なので、
スケルツォ4番の魅力、素敵なところは・・明るく、綺麗で、前向きな音楽。青空を感じさせるところ・・とでも言いましょうか・・
スケルツォ:ショパンピアノが素敵!:ピアノ実演(一部抜粋)
※ユーチューブ元:わくわくルンルン 一部抜粋
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