NHK土曜ドラマ:空腹を満たしなさい が2022年6/25(土曜日)22:30から始まりました。
このドラマ「空腹を満たしなさい」は、どんなものなのか、
私(わくわくルンルン)が、大まかに、あらすじ(ネタバレ含)を調べてみました。
NHKドラマ土曜日:空白を満たしなさい:あらすじ(ネタバレ)解説
このドラマは、芥川賞作家の、平野啓一郎さんの、長編小説が原作です。
そして、東日本大震災の後に、発表されています。
ドラマのあらすじ(ネタバレ)ですが・・・
世間では、死んだ人間が生き返ってしまう?!(復生者)のニュースが、流れていました。
この時点で、もう、不思議なドラマなんだ・・と思いました。
主人公は、土屋徹生と言います。
土屋徹生は、柄本佑さんが演じられています。
主人公徹生は、ある夜、会社の会議室で、うたた寝から目覚めました。
そして、家に帰ると、衝撃な事実を告げられます。
びっくりして動揺を隠せない妻から、
「あなたは、3年前に、会社の屋上から転落死した!」と告げられてしまいます。
しかし、徹生は、「自分が死んだ!」・・という記憶が、全くありません。
自分の死因を調べていくうちに、会社の、警備員の佐伯(阿部サダヲさん)に、ずっと、生前、つきまとわれていたことを、思い出します。
そして、主人公の徹生は、実は、その佐伯・・から殺されたのではないか?!と、疑いの念にかられていきます。
自分が、何故、屋上から落ちて死んだのか・・と、サスペンスドラマで、死因の謎を解いていく・・というあらすじです。
主人公の徹生(柄本佑さん)は、もう一度人生をやり直せるのでしょうか?・・
結末は、どうなっていくのでしょうか?・・
と、ここまでが、大まかな全体のあらすじ(ネタバレ)です。
NHKドラマ土曜日:空白を満たしなさい:第1話の感想とあらすじ解説
NHKドラマ、白を満たしなさいの、第1話を見てみました。
感想ですが、面白く、そして、狂気を感じ、何が凄いのか?!と言うと、阿部サダヲさんの演技が、サイコパス状態で、狂気に満ちていた!ということです。
阿部サダヲさん演じる、「佐伯」が、主人公の、徹生(柄本佑さん)や妻(鈴木杏さん)に、ストーカー状態になっていく姿が迫真に迫る演技なのです。
そして、見ている私達までもを、気持ち悪く感じさせる、その阿部サダヲさんの演技に、ビックリです。恐怖も感じます。
阿部サダヲさんが演じる、佐伯の役どころ(解説)は、主人公の徹生が働いている会社の、警備員をしていすのですが、
その佐伯は、鳩を蹴ったり、踏んだりする、普通に考えると、あり得ない設定の、警備員の役です。
それを、主人公の徹生が、止めたのが、悪夢の佐伯との出会いでした。
偶然、通りかかって、止めたのが運の尽き。そこから、どんどん、佐伯(阿部サダヲさん)が主人公の徹生(柄本佑さん)に、つきまとうようになっていきます。
主人公の徹生は、会社のために、一生懸命働いているのに、うまくいかない。
同僚からは、誤解から、敬遠され、そして、寂しく、一人ぼっちで、いつも昼休みに、妻が作ってくれる弁当を、食べていました。
妻(鈴木杏さん)は、主人公の徹生が、一人で弁当を食べていることなど、知りません。
主人公の徹生は、毎日、不安な中、度々に佐伯(阿部サダオ)につきまとわれます。
佐伯は、言葉巧みに、主人公の徹生に「幸せですか?」としつこく問いていきます。
朝から晩まで働く、主人公を、嘲笑い、ののしったりするのでした。
そして、どんど、主人公の徹生(柄本佑さん)の心に入り込んできます。
そして、佐伯の言葉がずっと、耳に残ってしまい、疲れ切って、精神的に病んでしまいます。
佐伯の姿が、何度も、何度も、現れる部分は、私も、テレビを見ながら、「またか・・」と、まるで、そこに佐伯がいるかのような、気分になり、怖くなってしまいました。
NHKドラマ土曜日:空白を満たしなさい:第2話の感想とあらすじ解説
第2話で、私は、主人公、土屋徹生の名前の漢字が、「生きる」と書くのだと気付きました。
それは、ちょっと、作者の?不思議な、ブラックジョークのような気がして、変な笑いが出てしまいました。
でも、ドラマの内容は暗く、シリアスサスペンスなので、怖いです。
何とも、不思議な感覚を覚えます。もともと不思議な、あり得ない内容のドラマの設定なのですが・・1度見始めると、最後までどうなるか、見たくなるドラマです。
第2話の、主人公の徹生の誕生日パーティーの場面は、私は、ほっこりして、少し、明るい気分になりました。
お父さんを、最初、避けていた、主人公徹生の子供も、ちゃんと、プレゼントをくれて、少し心開いた感じがして、私も安心しました。
しかし、途中からは、奥さんと、佐伯の間に何があったのか?も、気になりました。
主人公の徹生が、就職活動中、面接に行って、面接官に、「私は、復生者です!」と言ってしまう場面は、私は、いらだちを感じました。
余計なことを何で言うのだろう?・・とも思いました。
その後の、面接官が、一回死んで蘇った主人公のお茶に、「お茶の器をゴミに捨てたがよい」や「手を洗ったがよい」・・などのセリフに、やはり・・実際、その場にいたら、そうなるかもしれないと・・私も思いました。実際、そうなったら、自分もしてしまいそうで、怖いです。
しかし、もともと、生き返った人がいる社会の話なので、それはそれで、違和感のある、おかしい話だとも思い直し、自分自身の罪悪感から放たれ、ほっとしました。
最後の、ブランコのある公園で、主人公が、一人ぼっちで、お弁当を食べている姿は、とても寂しいものでした。
私は、その場面を見て、孤独感でいっぱいになってしまいました。
何かにとりつかれていく、主人公徹生に、恐怖を覚えました。
NHKドラマ土曜日:空白を満たしなさい:阿部サダヲさんの演技解説と感想
阿部サダヲさんの演技の感想ですが・・
目をぎょろっとして、その一心不乱に、セリフをずっと話し続ける姿は、不気味!の一言です。
私は、佐伯を見ていると、ついつい、着ている、佐伯の洋服に、毛玉がついているので、そこが気になり、ちょとボロボロ・・佐伯はどんな家に住んでいるのだろう・・などと、
つい、その洋服の演出だけで、想像がふくらんでしまいました。洋服までもが演出している・・。
佐伯の髪の毛も、毎日は、お風呂に入っていないだろうな・・など思ったり出来る演出です。
佐伯(阿部サダヲさん)の、ニタリと不気味に笑う、口元も、気持ち悪さを出しています。
私達を嫌な気持ちにさせる、佐伯の演技を、見事に演じ切っている、阿部サダヲさんの演技は、本当に凄い!という感想です。
私は、この「ドラマ空白を満たしなさい」は、現代社会の闇や、やりどころのない悩みや、訴えを、まさに、表現していると思います。
音楽も含め、それは、怖く、人間の、誰でも抱えている問題を、問われているような、そんな気がしました。
興味本位に、知らずに、もう第1・2話まで見たので、あと3・4・5話まで、また見たいと思います。
見た後は、多分、阿部サダヲさんの恐怖ワールドにはまりそうですが・・。
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