中学校で合唱の「時の旅人」を歌う機会があると思います。
今回、時の旅人とはどういうものか、
歌詞の意味、作詞者が伝えたいこと、込められた思いを
ピアノを弾いたり、楽譜をよく考察して
私、わくわくルンルンが解釈してみました。
※その他の合唱歌詞意味ブログも宜しくお願いします!↓
- 時の旅人合唱伴奏解説!楽譜から曲歌詞考察伝えたい事込められた思⓵曲紹介
- 時の旅人合唱伴奏解説!楽譜から曲歌詞考察伝えたい事込められた思い⓵楽譜冒頭A:へ長調部分
- 時の旅人合唱伴奏解説!楽譜から曲歌詞考察⓶楽譜B:二短調部分
- 時の旅人合唱伴奏解説!楽譜から曲歌詞考察⓷楽譜C:二短調部分
- 時の旅人合唱伴奏解説!楽譜から曲歌詞考察④楽譜Ⅾ:二長調部分
- 時の旅人合唱伴奏解説!楽譜から曲歌詞考察⑤楽譜E:二長調部分
- 時の旅人合唱伴奏解説!楽譜から曲歌詞考察⓺楽譜F:二長調部分
- 時の旅人合唱伴奏解説!楽譜から曲歌詞考察⓻楽譜G:ト長調部分
- 時の旅人合唱伴奏解説!:ピアノ伴奏編
- 時の旅人合唱曲:伝えたい事込められた思いとは?
時の旅人合唱伴奏解説!楽譜から曲歌詞考察伝えたい事込められた思⓵曲紹介
●1990年発表
●作詞:深田じゅんこ/作曲:橋本祥路
●混声三部合唱曲
●中学・高校合唱で人気が高い。
●曲全体は、へ長調→二短調→二長調→ト長調と転調が多い曲で、まあまあ難しい合唱曲
時の旅人合唱伴奏解説!楽譜から曲歌詞考察伝えたい事込められた思い⓵楽譜冒頭A:へ長調部分
●合唱は、まあまあ難しいレベルだと思います。
・・何故かというと、
最初は、楽譜を見ると、
⓵へ長調で、
⓶メロディが、8分休符から始まる
③いきなりのフォルテ(強い)でのメロディで、ソプラノとアルトの全く同じ音でのメロディでもある。
ここは、いきなりの、合唱する人達の、心1つとなる、見せどころでもある。
もし、この曲で、合唱コンクールに出るとすれば、
審査員や、観客を、この最初で、一気に魅了させ、惹きつける「時の旅人」の最大の
第一番目の、最初の見せ場、見せどころだと思います。印象づけましょう。
●私は、この最初のメロディを見た時、昔の、外国の映画の、例えば、風立ちぬのような映画の
壮大さを感じてしまいました。劇場の中で、聴く人を存分に魅了出来るメロディなのです。
●難しいがゆえに、練習を十分して、ソプラノとアルトが一体になった時、声量も出たら、
コンクールでも上位が狙える曲だと思います。
時の旅人合唱伴奏解説!楽譜から曲歌詞考察⓶楽譜B:二短調部分
ちょっぴり、さみしく下を向いた感のある、曲調も、歌詞もしくしくと悲しい感じのする部分です。
この部分は、少し、昔を振り返って、悲しいことを思い出したのでしょうね。
曲調だけ、ズームしてみると、
ここの部分は、昔、よく中学校の合唱で歌われたいた、
戦争の歌「妹よ~」の「木琴」の合唱曲に似ていて
懐かしい、しかし、寂しい部分です。
時の旅人合唱伴奏解説!楽譜から曲歌詞考察⓷楽譜C:二短調部分
●ここの部分のメロディは、まるで、昭和ポップスの、誰か?!・・
中森明菜さん?!山口ももえさんが、昔歌ったかのような、
どこかで、聴いたような歌謡曲、懐かしいメロディです。
●途中、繰り返しの部分は、それこそ、まるで、「狩人」かりうど・・が歌っているかのような、
そんな、曲調なのです。
●歌詞も、「小さな」とか、昔昔の思い出がつづってあり、遠い記憶の断片が、
自分でも、このメロディを聴くと、思い出されます。
時の旅人合唱伴奏解説!楽譜から曲歌詞考察④楽譜Ⅾ:二長調部分
●転調が、アッチェルランドとともに、いきなり、8分音符で走るように、
楽譜の中に二長調が、やってきます。
なので、合唱は、ぴったりと、ソプラノとアルトが、合わせるのが難しいと思います。
●この二長調は、「やさしい雨」とあり、走るような、しかし、この二長調が、
明るく、優しさをかもし出している音調なので、さわやかさもあります。
まさに、青春!を感じる曲調と歌詞になっています。
時の旅人合唱伴奏解説!楽譜から曲歌詞考察⑤楽譜E:二長調部分
●アルトがメロディとなります。アルトが主となり、ひっぱっていく部分です。
ここは、フォルテなので、アルトの力強さが表現されているようです。
●歌詞も「いま」の言葉通り、現在を中心にうたってあり、これから、今から、
「未来に向かって、新しい一歩を踏み出そう!力強く生きていきましょう!」と
純粋で、キラキラとしたとても前向きな言葉で、希望あふれる気持ちが表現されています。
●ソプラノは、その力強いアルトに、ついていくかのように、アルトの呼びかけに
答えるかのような、かわいらしい音符の動きです。
時の旅人合唱伴奏解説!楽譜から曲歌詞考察⓺楽譜F:二長調部分
●二長調後半は、メロディが、更に、リズムカルになっていますので、
希望にあふれかえっているようです。
●スキップしているかのような、メロディと歌詞です。
●へ長調自体が、明るく、モーツアルトやパッヘルベルのカノンのように、
軽い、キラキラした感や、ヘンデルみたいな、明るい愉快さもあり・・と、
まるで、それを合体させたかのような、
楽譜F部分です。
時の旅人合唱伴奏解説!楽譜から曲歌詞考察⓻楽譜G:ト長調部分
●ここの歌詞だけ見ると・・
もう、題名!というか、
簡潔に、「最後の一言!」と言っているようです。
●そして、鼻歌まじりで、しかし、力強く、皆で、1つになってまとまっていく感じです。
若者らしく、肩を皆で組んで、歌っているかのような、そんな最後のまとめ歌詞の部分です。
●しかし、楽譜のメロディや、曲調、音をしっかりたどって見てみたら・・
これは、最後、幻想のように、夢の中のように、風のように、飛んでいく感のある旋律です。
それは、何だか切ない旋律です。
・・それは、現代で言うと、スキマスイッチさんや、スピッツさんのような、
青春を感じて、そして、羽ばたいていく感のある、ちょっぴり切ない感じなのです。
●・・なので、最後は、じんわりと、しっとりと歌う部分だと思います。
じ~んと感動してしまう旋律なので、歌は、切なく優しい歌声で歌って
歌詞をかみしめて、エンドとなります。
時の旅人合唱伴奏解説!:ピアノ伴奏編
●ピアノ伴奏は、音読みはしやすく、よく転調はありますが、
そんなに難しい部分はなく、弾きやすいピアノ伴奏だと思いました。
●ピアノ伴奏に関しては、目立つピアノソロ部分がないので、
簡単な伴奏なのに、とても、壮大で、かっこいい伴奏楽譜!と感じました。
是非、ピアノ伴奏に選ばれた人は、頑張って、わくわくして弾いてみて下さいね!
●最初のピアノ伴奏の2小節は、2小節だけなのに、とても、劇的で、フォルテッシモなので、
映画のワンシーンのような前奏です。かっこいいピアノ伴奏です。何回も弾きたくなります。
●実際、ピアノ伴奏だけ弾いても、本当に素敵で、合唱のメロディに合わせて弾いたら、
ピアノを弾いていて、嬉しくなるような合唱曲「時の旅人」です。
どれだけ、この曲が素敵かというと・・
例えば、メモリーポピンズや、オズの魔法使いのような、そんな、
昔の白黒映画、映画初期のファンタジー作品みたいな、曲調なのです。
ピアノ伴奏をしていて、実際弾いてみると、きっと嬉しくなることでしょう!
今回は、中学生に弾いて頂きました。
※後半、右手の付点のリズムがなかったようです。まだ、練習1回目なのでご了承下さいませ。
時の旅人合唱曲:伝えたい事込められた思いとは?
●一言で言うと、メロディと、歌詞両方で、
現在、過去、未来を現している、何だか最後、映画?ミュージカル?劇場にいるような
展開が早い、内容の濃い、素晴らしい合唱曲です。
●人生とは、あっという間ですよ!時間を大切に、毎日毎日を大事に生きて下さいね!・・
と言っているかのようです。
●実際、歌詞を作られた、深田じゅんこさんは、震災に合った子供達の為に、
作詞を他の曲でもされています。
はげまし、エールを贈る!という意味での、作詞者でもいらっしゃるのですね!
●生きていれば、悲しいことにも出会ってしまうけど、
頑張って前向きに、明るく、毎日大事に生きていきましょうね!
そして、年をとって、振り返った時に、懐かしい思い出が、人生の宝物になっていますよ(宝物なのですよ!)
(時は止まらないから)今!という時を大事に、未来へと、希望を持って進んでいきましょうね!
・・・
と言っているのではないでしょうか。
※あくまでも、私の解釈ですのでご了承下さいませ。
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