秋になると、私のピアノ教室の生徒さんは、合唱のピアノ伴奏の楽譜をよく持って来られます。
今回は、合唱曲「怪獣のバラード」ピアノ伴奏と、歌詞の意味について、語っていきたいと思います。
「怪獣のバラード」の歌詞を読んで、歌詞の意味は一体どういうものなのか、読み解いていきたいと思います。
そして、実際の生徒さんの、合唱ピアノ伴奏の動画、もお届けしたいと思います。※他の合唱曲記事もあります!是非こちら↓
怪獣?歌詞の意味は泣ける?!怪獣のバラード合唱曲:ピアノ伴奏考察
●「怪獣のバラード」は、1972年6月4日に発売されました。
●曲は、明るいバラードです。バラードとは、自由な形式の語り物的な歌で、ストーリー性のある、感傷的な曲の事です。
ピアノ曲では、ショパンのバラードが有名ですね。
●聴いた感じは、テンポ感は、とても今風ですが、実際は、結構昔の(50年も昔に作られた)合唱曲です。そういう風に感じられず、びっくりしました。
●作詞は岡田冨美子さん、作曲は東海林修さんです。
●NHKの音楽バラエティ番組「ステージ101」で、コーラスグループの「ヤング101」が歌いました。※この「ヤング101」は、オーディションで選ばれたメンバーで結成されたとのことです。
※ツイッターで、「ヤング101」を発見しました。一気に、私は、テンションが上がりました!
【ステージ101 / 怪獣のバラード】東海林修アレンジ、和良カバー多数。ジルベール・ベコー「オレンジ」の盛り上がりもなかなか。http://t.co/NoTzxV8Teh pic.twitter.com/FqlSEyQjKG
— キキミミレコード (@kikimimirecords) January 23, 2015
ポップス音楽番組で、合唱曲が披露されるという、面白く、興味深い「怪獣のバラード」の曲です。
●混声三部合唱・混声四部合唱に編曲され、小中学校の合唱曲として今日(こんにち)も、よく歌われています。
さて、「怪獣のバラード」と題名を聞いただけでも、「何故、怪獣??どういう意味?・・」とは思いますが、
実際の歌詞と、歌詞の意味を考察しました。
怪獣?歌詞の意味は泣ける?!怪獣のバラード合唱曲:ピアノ伴奏考察:歌詞の意味を考えての感想
~1番の歌詞の意味を私なりに考えて感想を書いてみました。~
※あくまでも私の解釈です。
(内容)砂漠に、怪獣がのんびり暮らしていたところに、
キャラバンという、聞き慣れない言葉が出てきます。
このキャラバンを調べてみたところ、キャラバンとは・・砂漠地方を、らくだに荷物を積んで、遠征・巡行している一団のことです。
そして、「鈴の音」という言葉が出てきました。
一体、鈴とは何のことなのだろうか?・・と思いました。おそらくでしょうが、その鈴は、怪獣にとって、全く聞いたことのない、未知のものだったのではないでしょうか?
なので、怪獣は、今まで住んでいた、慣れ住んでいた、この砂漠ではなく、未知なるもの、まだ知らない世界へ、興味をもったかもしれません。・・そう私は思ったのです。
私は、「もしかして、この「怪獣」は、人間を例えているのかもしれない・・私(自分)に似ている・・」とも思いました。
キラキラとしている人を見て、うらやむ時の、まるで、自分を、歌っているかのようで、悲しくなるのでした。ずっと歌詞を考えていると、泣けてくるのでした。
~2番の歌詞~の中には、
「涙」という言葉も出てきます。何だか、それだけでも、切なくなってきますね。明るい、頼もしい、力強い、怪獣のイメージだったのに、まさか、涙が出てくるとは・・意表をつかれました。
「竜巻」という言葉も出てきます。「竜巻」は、人間に例えると、もしかしたら、一目ぼれした人かもしれません・・。
誰かに恋して、恋が叶わぬ怪獣の気持ちのようで、私はまた、切なく泣けてきました。怪獣=人間なのですね。
私は、子供の頃に、片思いした頃を思い出してしまったのです。
私自身にかぶる部分が多いのです。
・・この歌詞の意味は、怪獣が人間で、何も不自由なく普通に、砂漠に住んでいたのだけど、ある日の出会いで、違う世界があるのを知ってしまい、
憧れや、恋、希望という様々な気持ちが出てきた!ということではないでしょうか?!
「足跡」・・この部分の歌詞の言葉からは、ある意味、もう、振り返らずに、前を向いて歩こう!振り返るな、自分、頑張れ!・・と、
過去の私よ、さようなら!・・と言っているようで、勇気が感じ取れました。
でも、やはり、しっかり考えると、もしかして、叶わぬ夢かもしれない不安かもしれない・・という歌詞の意味も読み取れて、泣けてきます。
海を見たい怪獣は、言葉の砂漠→海と対照的で、怪獣の未知なる新たなる挑戦!強い意志と決断意志、希望も感じ取れ、目標に向かって、しっかり歩いていこう!という、意味が感じ取れる歌詞でした。
~感想~
「怪獣のバラード」の合唱曲は、子供と言わず、大人にも人気で、今でも、沢山、歌われています。歌詞の意味を知ると、元気、勇気をもらえるバイブルのようです。
そして、「怪獣のバラード」を学校で歌う場合、皆で団結して、歌う楽しさや、怪獣に例えた、命の大切さ、人間の奥深い孤独感、愛し愛されたい、切ない気持ち・・など、歌詞の意味が深く、沢山教えてもらっている歌だと思いました。
怪獣?歌詞の意味は泣ける?!怪獣のバラード合唱曲:ピアノ伴奏注意点
●明るい、バラードです。
●最初の、入り口左手のリズム(ピアノ前奏部分)が、難しいです。
●オクターブ連打がありますので、手のひらが小さい人、指が1オクターブ届かない人には、少し、厳しい合唱曲「怪獣のバラード」です。
●途中、合唱と、指揮者と、合わせにくくなる部分もありますので、テンポ感を、ピアノ伴奏者がしっかり持って、前に進んでいくように、演奏して下さいね。
●高低差があるのをずっと、弾き続けますので、そこの部分も、鍵盤の位置をしっかり確かめながら弾いて下さい。
※ユーチューブ元:わくわくルンルン
怪獣?歌詞の意味は泣ける?!怪獣のバラード合唱曲:ピアノ伴奏考察:まとめ
「怪獣のバラード」は、歌詞の意味は、少し、悲しく泣ける歌となってしまうかもしれませんが、曲は、最後まで、テンポよく、ブギウギのような左手伴奏も出てきます。
なので、ピアノ伴奏に選ばれた方は、大いに、伴奏を楽しんで弾いて欲しいものです。
「怪獣のバラード」を合唱で選んで、皆で心合わせて歌うこと自体が、とても楽しく、皆との学校生活の思い出となるはずです。
そして、合唱では、皆で、ノリノリで、時には、手拍子・クラッピングや(最後の部分の)かけ声、そして、ダンスも加えると、さらに楽しくなることでしょう。是非、挑戦してみて下さいね。
「怪獣のバラード」の歌詞の意味も理解して、合唱すると、見る側も、歌う側も、最高!になることでしょう。
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