NHKの1990年代、歌われていたみんなのうたの中で、私が面白い!と思ったうたをご紹介します。
今回は、田中星児さんが歌う「大名行列」です。
田中星児さんと言えば、おかあさんといっしょでもお馴染の、初代、歌うお兄さんです。
テレビCMでは、チョコボールでも有名ですね。
田中星児が歌う大名行列:みんなのうた大名行列の意味も調べてみた!
この歌は、1996年12月~1997年1月に放送されました。
作曲は、田中星児さんで、もちろん、歌もご本人が歌ってらっしゃいます。
田中星児さんは、みんなのうたで、1990年代だけでなく、たくさん、歌をうたってらっしゃいます。
私が小さい時から、大好きな歌のお兄さん、田中星児さん、とにかく、
音程の安定感があり、味があり、ほっとします。
※田中星児さんのお若い時の画像がツイッター投稿でありました。
写真で記憶を紡ぐ──
①#田中星児 さん、うたのおにいさんデビュー時(昭和46年)
②おかあさんといっしょ「ヤンチャリカ」でデビュー(昭和46年 11月3日)
③#小鳩くるみ さんと(昭和47年)
④当時のスタジオでの風景#おかあさんといっしょ #うたのおにいさん pic.twitter.com/q1GBD6Cnwx— ラジオで語る昭和のはなし(TBSラジオほか全国ネット) (@showa954905) October 3, 2021
1990年代、その頃の歌を聴くと、どの歌声も、田中星児さんは、ニコニコ笑顔でうたっているんだろうな~と、想像できて、聴いている私までも嬉しくなります。
1990年代のみんなのうた、「大名行列」の歌の中で、特に印象的だったのが、
●「足取り軽く~」のところです。本当に、歌詞通り、歌声は、かろやかで、私は、広い原っぱを、スキップしているかのような、そんな、想像までしてしまいました。
そして、もう1つ!あります。
●「下に~、下に~」の歌詞のところは、田中星児さんが、低い声を出して、今までの声とは、ちょっと違った感じで、面白いです。本当に、お殿様のような声で、かけ声をされています。
※「下に~、下に~」とは、どういう意味かというと・・江戸時代の大名行列のかけ声になり
「下になおれ~」という意味のようです。
江戸時代の参勤交代などで大名行列という言葉は習いましたが、
紀伊、水戸、尾張の御三家の、お殿様がお通りになる時、身分の低い者が、端っこに頭を下げて座り、「下に~下に~」と言って、通る様子らしいです。
そんなこととは、深く考えず、この歌は、調子がよいので、みんなのうたで1990年代、私は、楽しく、歌を聴いて、口ずさんでました。
田中星児が歌う大名行列:みんなのうた大名行列の意味も調べてみた:歌詞考察
作詞は小黒恵子さんがされています。
「どこからどこへ続くのか~、行列大名、アリの行列が、働き疲れて 遊びの国へ~」
ここの部分は、アリのお殿様の大名行列が通っているところの様子です。
一生懸命、働いてきたアリ達の大名行列と思われます。
※ツイッターに、かわいい大名行列のツイッター投稿がありました。大名行列のイメージです。
かわいい大名行列 pic.twitter.com/yF6ZJDrfUp
— 遠藤一同🍑ダイエット中 (@eeend) August 21, 2020
「足取り軽く、お通りだ~下に~下に~」
ここの部分は、アリ達が、遊びの国へ行くので、足取りも軽いようです。
そして、砂糖でできた ご殿があり、毎日、お酒に酔って踊って何もしないようです。
そして、とうとう、ご馳走がなくなってしまいました。
アリ達は、柱をかじり出してしまいます。
お城がくずれて、砂糖の天井も、壊れて落ちてしまいます。
そして、とうとう、みんな逃げ出します。とにかく、アリ達は、大混乱に陥ります。
アリのお殿様は、弱ってしまい、働く国へ逆戻りしてしまう、残念なお話です。
でも、歌詞は、残念ですが、とても、ユニークな内容で、まさか、大名行列が、アリの様子だったとは、発想が、1990年代のみんなのうたの中でも、やはり、面白すぎます!
まさか、あの、働きアリを主人公にして、それを例えにして、歌詞を書くなんて、ブラックユーモアで、歌詞を書いた方は、楽しい方なんだろうと思いました。そして・・
私は、「これって、もしかして・・人間のこと?!人間社会のことをも例えているかもしれない・・」と、思ってしまったのです。
田中星児が歌う大名行列:みんなのうた大名行列の意味も調べてみた:曲考察
最初の前奏で、「この曲、どこかで聴いたことがあるな・・」と、私は、気付きました。
あの!久保田さきさんの「異邦人」の前奏に似ていたのです!
とても懐かしく、1990年?1980年?流行った、あの異国風な素敵な曲に似ていて、一気にテンションがあがってしまい、「大名行列」のうたが大好きになりました。
曲の始めがインパクトだと、その曲全体がとても印象に残り、大好きになる要因になりますね。
リズムは、もちろん、「大名行列」というくらいですから、前に進む感じで、とても、リズム感があり、ノリノリな曲なのです。
みんなのうたの1990年代の、その当時、流行った懐かしの昭和ポップスの要素も入り、皆さんも好きになること、間違いないでしょう!
田中星児が歌う大名行列:みんなのうた大名行列の意味も調べてみた:まとめ
みんなのうた、1990年代の「大名行列」のうたの映像は、(私が見た時は、映像があったのですが)可愛くて、面白いものでした。今では、なかなか探しても、見れないので残念です。
アリの行列を、江戸時代の参勤交代のような例えで、歌って、みんなのうたの1990年代の中でも、とても日本らしく、でも、ユニークなうたです。
「下に~下に~」は、ちょっとくせになってしまい、ついつい、子供に背中をかいてもらったりしたら、この曲を思い出して、「もうちょっと、下に~下に~」と、冗談で言ってしまったりします。
そして、自分だけ1人で、くすっと、こそっと笑い、楽しんでいます。
みんなのうた、1990年代の「大名行列」は、田中星児さんという、素晴らしい、歌手の思い出のつまった素敵な歌なのです。
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