みんなのうた怖い歌:月のワルツ、小さい秋、さとるくん怖い歌考察!

みんなのうた
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みんなのうたの中には、何故か、怖い印象をうける曲がたくさんあります。

その中でも、これは、怖いな・・と思った3曲を、私(わくわくルンルン)なりに、色々な角度から、考察してみました!


みんなのうた怖い歌:月のワルツ、小さい秋、さとるくん怖い歌考察!:⓵月のワルツ 考察

●2004年10月~11月放送。

●作詞:湯川礼子さん 作曲:諌山実生さん

歌っているのも、諌山実生さんです。

●月のワルツとは・・・

時計じかけや、怪しいお城、不思議の国のアリス風のウサギなどが、登場します。

見ていて、その幻想的な内容、全てに、魅力を感じる歌です。

●映像:見ていると、まず、全てが綺麗な映像です。

●ハイテクのアニメーションで、見る人を引き込んでいく、綺麗な映像です。

でも、その全てが、不気味で、怖い歌なんだとすぐわかってきます。

今で言うと、まるで、ゲームの、バイオハザードや、

映画のタイタニックを、ミックスしたような映像です。

●月のワルツは、怖い歌だけど、神秘的。そして、ファンタジー映画を見てるような、そんな感覚に陥っていきます。

●曲調:かっこ良く、はっきりとした「ジャズ風ワルツ」といった感じです。

とてもリズム感があり、映像とマッチしていて、そこには、怖い歌 というより、

一歩進んだ、ハイセンスを感じられる、

スローダンスを優雅に踊れるような歌・怖い歌「月のワルツ」です。

●歌声:透き通った声で、歌ってらっしゃる、諌山実生さんです。

一層、この「月のワルツ」を怖い歌へと、位置づけしています。

特に、画面いっぱいに出てくる、大きい、お月様は、誰もが、その綺麗さに魅了されます。

そして、歌っている、その透き通る綺麗な声が、催眠術にでもかかったかのように、心奪われます。

その結果、画像と、声に引き込まれてしまい、奇妙な感覚に襲われ、違う意味での・・怖い歌とでも表現致しましょうか。



みんなのうた怖い歌:月のワルツ、小さい秋、さとるくん怖い歌考察!:⓶小さい秋見つけた 考察

「小さい秋見つけた」という曲は・・

●1962年10月~11月に放送されました。

●作詞:サトウハチローさん 作曲:中田喜直さん

●歌っているのは、ボニージャックスさんです。

※ツイッターにポニージャックスさんのお姿発見。嬉しいです!

●誰もが知っている、日本を代表する、季節感、あふれる童謡・合唱曲です。

よく、音楽の教科書にも載っていますね。

私も小学、中学、高校と学校の合唱で歌いました。

●曲調:最初から最後まで、一定して、転調しない、寂しい感じの短調です。

冬へ向かう、秋の情景を、見事に、寂しい旋律で表現されていて、しみじみと心に残ります。





 

何故、この「小さい秋見つけた」が怖い歌なのか?・・・

私は、曲の冒頭で気付いたのです!

この、曲の冒頭で、日本独特の、ふえ(笛)の音?!が流れ、それが、この曲をまず、寂しく怖い印象にしています。

そして、その笛に合わせた、ポニージャックスさん達の歌声。

複数の優しい歌声の後に響く、発音の語尾が、最後まで響き、シンクロさせるような歌が、とてもマッチしています。

その歌声が、優しいのだけれど、しみじみと、一層、寂しく感じてしまう・・怖い歌と印象付けるのではないでしょうか・・。

●この「小さい秋見つけた」は、作詞した、サトウハチローさんが、自宅の庭の木の、紅葉する様子を見て作ったそうです。

「何て!ロマンチックなのでしょう・・」と、すぐ思いましたが・・・

・・実は、歌詞の中には、とても怖い言葉がかくされていたのです。

●歌詞を調べてみると・・・

「目かくし鬼さん手のなる方へ」や「うつろな目の色」「お部屋は北向き~」という言葉が出てきてます。

ついつい、心霊的想像をしてしまい、怖い歌になってしまいます。

「もずの声」も、寂しい鳥の、泣き声が想像出来て、やはり怖い気持ちになりますね。

●映像:紅葉の木々から、葉っぱが落ちて、季節が、冬へ向かう様子など、綺麗な、日本の秋を映し出しています。

※イメージ

それが、寂しい雰囲気を、助長させて、これまた、怖い歌のイメージとなりました。



みんなのうた怖い歌:月のワルツ、小さい秋、さとるくん怖い歌考察!:③さとるくんの考察(番外編)

●2007年2月15日に、NHKデジタルスタジアムという番組で放送されました。

●作詞作曲:高嶋友也さん 歌:池谷古都さん

「さとるくん」という曲は・・

●内容:都市伝説のさとるくんを表現した、今、どこにいるかわからない友達を歌ったうたです。

大まかに言うと、実は、もしかして、さとる君は・・幽霊だったのか?!と言う話です。

●映像:オープニングから、昔のフィルム映像みたいで、アナログ感のある、画質が悪い映像です。

映画の貞子のような、不気味感、あふれる映像です。

●懐かしい、昭和感あふれる、昔ながらの集合の家が出てきます。

●アニメーションの色彩は、いたってシンプルで、色は、茶と黒のみです。

そのカラーがない、絵のタッチは、墨を使った筆で描いたみたいです。

●カラーがない映像から、すでに、怖い歌だな・・と印象付けられました。

その昭和感に合わせて、子供達の、ケケケという笑い声も、よく聞こえて怖いです。

●曲調:曲は、短調です。

奇妙な子供達の声と学校の鐘?とも思わせる音から始まり、前奏もなく、いきなり、歌が始まります。もうそれだけで怖い歌です。

●歌声:何と言っても、一番怖いのは・・・歌っている、池谷古都さんの、ストレートに歌う、迷いない歌声です。これが、怖いのです。

その、自信のある、声量のある歌い方に、圧倒されて、怖いのです。

たんたんと歌っていたかと思ったら、いきなり声が大きくなり、叫び出すような声で、歌う部分があります。一気に恐怖感が加速します。

それは、もしかして、都市伝説「さとるくん」を想像させるような、歌の表現なのかもしれません。

さらに、大きな声で、高い音域を、せめながら歌うので、もう怖い~・・としか言いようがありません。

映像、歌声、曲調、内容の全てが怖い歌!パーフェクトの怖い歌!です。



みんなのうた怖い歌:月のワルツ、小さい秋、さとるくん怖い歌考察!:感想まとめ

一言で言うと、みんなのうたの怖い歌、というものは、

不気味な映像で、その映像の中での、登場する物が、不可思議が多い!

という事でした。

たった、一度しか、見て聴いてしかいないのに、ショック感が強いものを、

今回、みんなのうた:怖い歌!とさせて頂きました。(謎が多い!ということも、一番怖い歌の要因かもしれません。)

心奪われ、画面に見入ってしまう、魅惑をもった歌でもあります。

歴史上でいう・・クレオパトラ的存在でしょうか?!・・謎が多く、見たら、うっとり、

見入ってしまうほど、美しい・・・でも、怖い、怖い・・



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