みんなのうた:泣ける名曲グリーングリーン他:歌詞で泣ける理由は?

みんなのうた

みんなのうたの中には、泣ける名曲もたくさんあります。

その泣ける曲は、何かしら、メッセージ性が高いので泣けるものなのではないか?

どういうところが泣けるのか?・・と今回、掘り下げて私(わくわくルンルン)なりに、色々な角度から、調べてみました。

みんなのうた:泣ける名曲4曲!歌詞と何が泣けるか調べてみた!

⓵小さな木の実

⓶グリーングリーン

⓷空がこんなに青いとは

⓸今日の日はさようなら

※あくまでも、私のセレクトです。

みんなのうた:泣ける名曲 ①小さな木の実

1971年10月~11月放送。

フランスの作曲家、ビゼーの曲(原曲)です。

「美しきパースの娘」の中の「セレナード」を編曲しています。

作詞は、海野洋司さんです。

内容は、お父さんとの別れ、を歌っている、切ない曲です。

歌は、大庭照子さんが歌っています。

その歌声は、壮大な秋を感じさせ、抑揚感があります。聴いていると、お母さん・・のような温もりを感じてきて、歌声で、泣けてきます。

歌詞の中で、

「パパとふたりで拾った~大切な木の実 にぎりしめ~」や

「少年はひとり駆けてゆく~」

「坊や強く生きるんだ~」のところは、

大切な父親を亡くした、少年の悲しい様子、しかし、しっかり前を向いて、生きていって欲しい!

という、強い願いの歌詞が、うかがえて泣けてきます。

メロディは、寂しく、原曲はフランスのビゼーの曲ですが、多くの人が、原曲が ビゼーの曲 とは知らずに、歌っていたと思います。私も、全然、ビゼーの曲だったとは知らずに、歌っていました。

日本の、1970年代の、昭和の時代に、全然違和感なく、とけこんでいて、日本人の心を魅了しました。

1970年代といえば、激動でしたから、それも、照し合わせると、「小さな木の実」は、泣けてくるのかもしれません。

曲調は、最初から、最後まで、短調です。

音楽を聴いていると、ベースが一音ずつ、ゆっくりと下がっていきながら、メロディラインがそれに合わせて、ゆっくりと続いていく感じなので、じわじわと、悲しく切ない気持ちになり、やはり、旋律からも泣けてきます。

そして、盛り上がりが、いっきに、1オクターブも飛ぶメロディーが出てきます。

込み上げていた、少年の気持ちと重なり、そこも泣けます。

長調に変わり、気持ちもいっきに、少し明るくなり、1オクターブも上がったのだから、明るくそのままいくのか?!と思ったら・・

また、暗く、切ない、現実に戻る、短調のメロディーに戻ってしまい・・結局、違うのね・・と、沈んで泣けてきます。

ここの部分を、また、違った例えで、表現すると・・お父さんを待っている男の子が、お父さん?!帰ってきたかな?と思って、振り向いてみたら、やっぱり違った・・

そんな、想像ができそうな、気持ちを揺さぶる歌詞と、大庭照子さんの声とが、全部泣ける、小さな木の実のうたです。



みんなのうた:泣ける名曲 ⓶グリーングリーン

1967年4月放送。

作詞は片岡輝によるものです。7番まであります。

曲は、ニュークリスティ・ミンストレルさんが作っています。

歌は、杉並自動合唱団が歌いました。

グリーングリーンという曲は・・

この曲も、「小さな木の実」と同様、お父さんとの別れの曲です。

曲調は、明るい長調です。小学、中学の時などの合唱でも、よく歌われていました。

曲調は、明るいのですが、元気に歌っている男の子とは正反対に、歌詞の内容は悲しく、そのギャップが泣けてくる名曲です。

1番の歌詞の内容・・・

「ある日、パパと二人で語り合ったさ~ この世に生きる喜び、そして悲しみのことを~」

歌詞の言葉に、はっきりと、悲しみ!と、出てきています。その後は、青い空や、ことりが出てきます。そして、さわやかです。

そして、2番の歌詞の内容は・・・

お父さんは、突然ですが、主人公を抱いて、つらい時も、悲しい時も、泣いたらダメだぞ!    と伝えている、という内容になってます。

親子の別れを、ひしひしと感じさせる、悲しい表現が出てきて泣けます。

そして、また、青い空や「グリーングリーン」の題名通り、みどり!という言葉が、何度も繰り返されます。そこは、何も考えず、私も、小さい頃歌っていました。

親子の内容は、暗いのに、曲調、歌っている合唱団の声も、とてもさわやか!という、対照的な部分が、この歌の特徴です。そのギャップがまた泣けてくるのだと思います。私は、空元気?!みたいで、何だか、切なく泣けてきます。

4番にとうとう、歌詞の中に、暗くて、重い部分が、ちらほら出てきてます。

4番の歌詞の中に、「まぶたには 涙あふれた」と出てきます。

ここは、とうとう、お父さんが・・と思うとまた、泣けてしまいます。

お父さんとは、別れてしまったけど、強く生きて行って欲しい!と、少年を願いながら歌う、泣ける名曲の代表曲だと思います。



みんなのうた:泣ける名曲 ⓷空がこんなに青いとは

1970年6~7月放送です。

作詞:岩谷 時子さん 作曲:野田暉行さん

歌:東京放送児童合唱団

「空がこんなに青いとは」・・

その当時、1970年のNHK全国学校音楽コンクールの、小学校の課題曲でもあり、 合唱曲では有名な曲です。私も歌いました。

歌はとても歌いやすく、短いので、歌詞も覚えやすいです。

曲もはっきりと、わかりやすいメロディラインになっています。

歌詞ですが、一人でいる孤独感があります。でも、友達の大切さをうたったうたで、思春期に考えさせられる歌だと思います。少し、寂しい孤独感を歌いながら、感じた時に、泣けてきます。

この曲も、空の青い色や、風や自然の風景を大いに、想像できるうたです。

何回も繰り返される、「知らなかったよ、空がこんなに青いとは」の歌詞で、私は、この言葉だけで泣けてきます。

実際、歌ってみるとわかるのですが、何ともいえない、メロディーラインが、切なくさせるのです。

今までは、目の前に、沢山の友達がいたのだけど、ふっと、一人になったと、気付いた時、つい空を見たら、青かった・・なんて、考えて歌うと、もう泣けてきます。

歌詞の「友達の手を離さぬように~」と「一人でも もう泣かないように~」のところは、じーんと胸が熱くなり、泣けます。

若い合唱団の少女達の声が、そこの部分の歌詞を、いっそう寂しく歌で表現し、透き通る声で歌うので、結局のところ、自分で歌っても、泣けるし、聴いてみても泣ける歌・・それが「空がこんなに青いとは」なのです。

私の場合は、あの頃にもう一度戻ってみたい・・若さと時はもう返ってこない・・そんな気持ちやそのもどかしさ、懐かしさが うたを聴くとあふれてきて、結果、泣ける名曲!となっています。



みんなのうた:泣ける名曲⓸今日の日はさようなら

1972年2月~3月放送。

作曲作曲:金子昭一さん。歌は歌手の森山良子さんが歌っています。

この曲は、1970年時代を過ごした子供達なら、小学校や中学校の卒業式で、多くの人が、泣いて歌ったうた、だと思います。

歌詞は、1番が・・・「いつまでも絶えることなく友達でいよう!」

2番は・・・「空を飛ぶ鳥のように自由に生きる!」

3番は・・・「信じあうよろこびを大切にしよう!」と、

小学校で学んだ友達との絆 を歌った、道徳的な歌詞ですね。

今日の日は、二度と来ない。しかし、今まで友達と過ごした日々は、子供達の大事な、一生の宝物です。

大人になっても、忘れないでね!さようなら!また会う日まで・・と

歌うだけで、昭和の卒業式の様子が、蘇って泣けるのです。

歌詞全部が、ぎゅ~っと、子供の気持ちを代弁している感慨深いうた、泣けるうた「今日の日はさようなら」です。

今でも、私は、胸がじーんとしてきます。卒業式を思い出す曲で、泣ける名曲とさせて頂きました。



みんなのうた:泣ける名曲 感想

みんなのうた:泣ける名曲は、「別れ」という場面が、感じ取れた時に、泣けてしまう・・ということに至りました。

作詞家さんの、頑張れ!という、応援メッセージだったり、自分の経験した、みんなとの「別れ」を思い出す時、泣けてしまうのではないでしょうか?

この、みんなのうた:泣ける名曲 を聴くと、小さい頃を思い出すと共に、別れやつらさ、切なさ、そして、今日から、明日からまた、頑張ろう!と、新たに思っていただけるのではないか・・・と思いました!

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