1970年代の、みんなのうたは、童謡でも同じみの懐かしい名曲も多く、保育園や、小学校、そして、大人でも口ずさめる曲がたくさんあります。
その中でも、今回、1970年代(70年代前半)にしぼって、懐かしい昭和の名曲!と題して、
私なりに、考察してみました!
みんなのうた1970年代(70年代)懐かしい昭和の名曲ランキング
⓸私の紙風船
⓷森の熊さん
⓶大きな古時計
⓵子犬のプルー
みんなのうた1970年代(70年代)懐かしい昭和の名曲ランキング④私の紙ふうせん
1971年2月~3月放送。
作詞:嶋岡しんさん、作曲:越部 信義さん
歌は、山田美也子さんが歌っています。
歌詞の内容は・・
歌詞を作った嶋岡しんさんが、自分の、小学生の娘を、励ますために作った歌です。
その1970年代(70年代)小学生の、娘の心情を、紙風船に、例えているものです。
この、私の紙風船という曲は・・・
私は、とにかく、大好きで、1970年代(70年代)に、よく口ずさんでいたものです。大人になった今も、覚えていて、ちょっとした時でも、鼻歌を歌ってしまいます。恐るべし、凄い影響力のみんなのうた!なのです。
とても歌いやすく、歌詞も覚えやすいです。
実は、寂しい、紙風船の話ですが、歌手の山田美也子さんが、軽い感じで歌っているので、曲調が最初、悲しいにも関わらず、気持ちは、ずーんと重たい感じにはなりません。
1970年代のあの、昭和の懐かしい、紙風船のように、ぽーんと、軽いイメージで歌っているのが、伝わってきます。
最後のところで、「もっとたか~く、もっとたか~く、明るく高く舞い上がれ~」と、歌詞があります。
そこは、今まで、暗いかった旋律が、転調して明るくなります。気持ちも明るくなる1970年代(70年代)の背景を映し出した名曲だと思います。
寂しい思いをしていた少女、に、まるでエールを送っているかのようです。
1970年代(70年代)に小学生の娘さんのお父さんだった、作詞家:嶋岡しんさんの優しさが、その歌詞で伝わってきます。
大丈夫だよ!元気出して頑張ろう!というお父さんの優しさが、表現されていて、私も、ほっとします。
そして、アニメーションですが・・
懐かしい、昭和感たっぷりの、畳の二階の部屋、が出てきたり、今では、駄菓子屋さんにしか売ってない、昭和のおもちゃ=紙風船 がとても、生き生きと、映し出されています。
今までは、寂しそうに、2階の部屋で、寂しそうにしていた少女が、最後の映像では、部屋から、いなくなっていました・・もしかして、友達と仲直りして?外に遊びに行ったのかもしれません・・私は、その場面を見る度にほっとしていました。
そんな、1970年代(70年代前半)の昭和感ある、懐かしい風景が、この曲では、度々見れます。
少女の心の成長も、私も、自分のように重ねて、感じれる映像です
見ているだけで、自分の1970年代(70年代)の懐かしい、昭和にタイムスリップができる、名曲紙ふうせん!です。
皆さんも、きっと好きになる名曲です。
みんなのうた1970年代(70年代)懐かしい昭和の名曲ランキング⓷森の熊さん
1972年8月~9月放送。
この曲は、もう皆さん、誰もがおなじみの、童謡「森の熊さん」ですね!
原曲は、アメリカの民謡です。みんなのうたで、いちやく、1970年代にヒットした、日本の子供~大人まで、誰もが知る、愉快な名曲ですね。
1970年代(70年代)の子供達は、皆、歌っていたと思いますが、現在もよく、幼児用楽譜などに、載っています。保育園や幼稚園でも、歌われています。
歌詞は、とてもユニークで、何がユニークなのか?というと・・
※熊さんのイメージ
1番・・・ある日、森の中で熊さんと出会って
2番・・・「熊さんの言うことにゃ、お嬢さん、お逃げなさい!すたこらさっさのさ」と逃げたのに、
3番は・・・「逃げなさい!」と言った熊さんが、後からまたついてきて、
4番では・・「お嬢さん、お待ちなさい~ちょっと落とし物!」と、小さな貝殻の、イヤリングを熊が、ご丁寧に、主人公の少女に返しに来ます。
そして、極めつけの最後・・・少女が「ありがとう!お礼に一緒に歌いましょう!」と 「ラララ~」を連続して歌います。女の子と熊さんが、一緒に楽しそうに歌うところは、ハッピーエンドです。
1970年代(70年代)の日本の昭和時代の背景とともに、童謡って、こんなに楽しいものなのか・・と思わせてくれる歌です。
私は、森の熊さんの歌詞は、ちょっと意味不明のところもありますが、そこが楽しく、聴いているだけで、笑いと嬉しさと、楽しい気分になる、パーフェクトな1970年代(70年代)懐かしい名曲の1つとなっています。
みんなのうた1970年代(70年代)懐かしい昭和の名曲ランキング⓶大きな古時計
1974年2月~3月放送。
作詞、作曲:ヘンリークレイワークさん ※アメリカのポピュラーソング
みんなのうただけでなく、歌手の平井堅さんも、紅白などで歌ってらっしゃいますね。
平井堅さんは、紅白で、この大きな古時計の曲を、バラードのような演出で、しんみりと歌われました。
大きな古時計のアカペラを聴いたりすると、日本人の心に、しんみりと響いて、感動します。
歌詞は、時計を見る度に、おじいさんの事を、懐かしく思い出すという内容です。1970年代(70年代)を思い出しますね。
そして、おじいさんが亡くなってしまい、もう今は、おじいさんの時計は止まってしまった・・そういう内容です。
途中の「おじいさんと一緒にチクタク、チクタク」
のところは、ユニークな繰り返しです。その繰り返しは、おじいさんとの懐かしい思い出が、とても楽しかった様子を、表現しているようです。
この歌は、小さな子供~大人まで、昭和と言わず、現代でも歌い継がれている、1970年代(70年代)を過ごした誰もが知っている名曲!だと思います。
みんなのうた1970年代(70年代):懐かしい昭和の名曲ランキング⓵子犬のプルー
1972年2月~3月放送:歌は本田路津子さんが歌っています。
※1982年12月~1月放送:石川ひとみさんが、カバーで歌っています。
二人とも、透き通る、綺麗な歌声です。
作詞:林 權三郎さん 作曲:柳沢 剛さん
内容は・・
主人公の孤独な男の子が、子犬のプルーと出会い、一緒に過ごした日々を語ります。
そして、別れてしまい、プルーを懐かしく寂しく歌っている歌です。
歌詞は・・
歌詞の中で「冷たい風が気がかりで、夏~秋 眠れぬ夜もあったのさ」のところは、
じーんと切なくなります。子犬のプールを大事に思う、主人公の、男の子の、優しい気持ちが溢れ出ています。
映像アニメーションは・・
1970年代(70年代)らしく、可愛い懐かしい昭和感ある映像で、木の下の様子だけです。
子犬のプルーと出会った、夏~秋の木々の色の様子が、とても素敵に表現されています。
子犬のプルーが寒くないだろうか?と主人公の男の子が、秋の木の枯れ葉を、子犬のプルーにたくさんかけてあげるところは、とても印象深く残ります。
私の小さい頃、よく、おばあちゃんが布団をかけてくれていた様子と、重なってしまいました。
なので、私の、1970年代(70年代)の懐かしい昭和の名曲!となりました。
音楽は・・
冒頭、オルゴールの音のようなものが流れてきます。1970年代(70年代)らしいオルゴールっぽい音です。
それを聴いた時は、一体何だろう?と思いましたが、それから、本来の音楽が流れてきて、おしゃれな演出となっています。
そして、その後は、まるで、昭和のお茶の間ドラマが始まりそうな旋律が出てきます。
曲は、短調ですが、リズムも、色々なリズムのバリエーションがあり、聴いていて、切なくて懐かしい中にも、面白く、全く飽きさせないものです。そして、転調もあります。
最後は、明るい曲調になっています。まるで、あの洋画の1970年代(70年代)に流されていた「奥様は魔女」のドラマ音楽のようです!本当に、あの時代、1970年代(70年代)の曲って素敵だな!と思いました。
この子犬のプルーと、主人公の男の子は、その後どうなったのか?気になるところで終わってしまいます。
私は、プルーにまた、出会えるといいなと思いました。
みんなのうた1970年代(70年代)懐かしい昭和の名曲ランキング 感想
みんなのうたの、1970年代(70年代前半)で、ヒットした曲は、
歌の中に、可愛らしさがあり、ユニークさもあり、少し切ない部分もありました。
曲調は、明るさと暗さ の、両方を合わせもつものがありました。
私は、「元気出しましょう!一緒に頑張りましょう!」・・と応援歌のような歌が、1970年代(70年代)のみんなのうたには、そろっているのではないかと思いました。
そして、現代とは違い、子供の頃、春夏秋冬1年を通して、昭和の時代は、自然と触れ合い、友達と毎日のように外で遊び回ったという、季節感にもあふれています。
人間同士の心の通じ方なども歌っています。
このような、みんなのうた1970年代名曲を、懐かしく、現代に生きる子供達や大人達にも是非、聴いて欲しいなと思いました。
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