みんなのうたの中で、怖い歌、怖い曲、悲しい歌・・など、耳にするのが、この「エレファン」です。
どういうところが怖くて、悲しいのか、私(わくわくルンルン)が、歌詞と歌詞の内容を、
色々な角度から、考察してみました。
みんなのうたエレファンの魅力:エレファンの歌詞は怖くて悲しい?!:歌
●みんなのうたで、この「エレファン」は、2011年10月~11月に放送されました。
●歌は、手嶌 葵さんが歌っています。
手嶌さんとは、どんな方なのでしょうか?・・
※歌手:手嶌 葵さんの素敵なお姿のツイッターがありました!優しい感じの女性ですね。
手嶌 葵さん、ありがとうございました!
2/24(土)&2/25(日)Billboard Live TOKYO
3/22(木)Billboard Live OSAKAでのライブが決まっています!ピアノとギター編成でのライブになるとのこと。ぜひお出かけ下さい🎶#tokyofm #fmoh #radiko #ラブコネ pic.twitter.com/h3fsjvyJjX— ALL-TIME BEST ~LUNCH TIME POWER MUSIC~ (@LOVEstaff) February 22, 2018
●手嶌 葵さんは、ジブリシリーズの「テルーの唄」ゲド戦記や、
さよならの夏~コクリコ坂~から、などを歌われた女性歌手です。有名な歌ですね!
●歌声は、女性の優しい声、お母さんを思わせるような歌声です。みんなのうたの、怖い?!イメージは、全くありませんでした。
どちらかというと、ささやくような発音が、日本人というよりは、外国人に近いような歌い方でした。
●最初から、最後まで、ずっと一定に、ささやくようでした。
もしかして、そのささやくような歌い方と、声が、森の中の、暗い夜のイメージで、少し怖いです。やはり、ささやき声は、怖さの表現になっているかもしれません。
※怖いイメージ
⓵ささやくような歌い方→夜の暗闇をイメージ→自分までもが、暗く怖い気持ちになる・・。
⓶まるで、物語の、森の中に、自分も迷い込んだかのような怖い気持ちになる・・。
なので、この「エレファン」は、怖い歌、悲しい歌と、言われているのかなと思いました。
みんなのうたエレファンの魅力:エレファンの歌詞は怖くて悲しい?!:歌詞
●作詞、作曲は、松本俊明さん
~歌詞の大まかな内容は~
●子象のエレファンが、月をバターの溶けている食べ物と思ってしまい、それを「食べたいから、取ってきて!」と、母親ゾウに、ねだりをします。
●優しい母親ゾウは、子象エレファンの為に、月を探しに(取りに)森の中へ行く歌詞の内容です。
●子象、エレファンは、お母さんを探しに、湖にたどり着きますが、しかし、もうすでに、お母さんゾウは、銃に撃たれて、息絶えていました。残念な結果の歌詞なのです。
●歌詞の中で、一番残酷で、私がショックをうけて怖かったところは、
「湖のほとり ママを見つけたよ 銃にうたれて 倒れた僕のママを」のところです。
●もう、歌詞の中で、「銃」とはっきりありますので、それだけで、怖いですね。
まさか、みんなのうたの中で、「エレファン」というだけで、まさか、怖い歌詞だなんて、ハッピーエンドではない!なんて、想像もつきませんでした。
そして、そのハッピーエンドにならない、「エレファン」の歌詞では、何を伝えたいのだろうか・・とも、思ってしまうのです。
●この歌詞は、小象エレファンのこころを歌った、歌詞ということになりますが、
歌詞の中に、「銃」という言葉の表現があるだけで、
⓵人間が簡単に、動物、象を撃ってしまう、怖さ、恐ろしさ
⓶小象エレファンの人間に対しての怖さ(恐怖心)と、悲しい気持ちの、両方を現していると思います。
●お母さんから、愛情いっぱい育った子供の象エレファンは、最後、大事なお母さんを失って、何を思ったのでしょうか?・・
●普通に、すぐそこにあった、お母さんの愛情、温かさが、一瞬でなくなってしまい、1人ぽっちになり、孤独と怖さ、不安、悲しみ・・など沢山の気持ちが出てきます。
しかし、最後、少しだけ、救いの歌詞が出てきます。
「エレファン、あなたは、ほんとは強くて とっても優しい ママの宝物よ~ 」という歌詞です。
このお母さんの気持ちを表現した歌詞の意味は、
どうか、子供よ、頑張って生きていってちょうだい!
心の中には、永遠に、応援する、母がいるのよ!という意味ではないでしょうか?・・
この「エレファン」には、怖いけれど、沢山のメッセージもあります。エレファンのお母さんは、最後残念でしたが、母の優しさ、母が、子を思う気持ちの歌詞の内容の歌でした。
みんなのうたエレファンの魅力:エレファンの歌詞は怖くて悲しい?!:映像アニメーション
●映像アニメーションは、後藤貴志さんが、手がけてらっしゃいます。
●映像アニメーション・・・一言で言うと、綺麗で、幻想的です。
※実際、アニメーションを手掛けられた、後藤貴志さんのツイッター投稿を見つけました!めちゃくちゃ綺麗ですね。嬉しいです!
先ほど友人から『エレファン』の再放送を観たよ とお知らせいただいた◎
知らなかったよ。。。久しぶりに大画面で観たかったなぁ。手描きの粗さ耐えられてる?🤔#エレファン #松本俊明 #手嶌葵 #みんなのうた #後藤貴志 #illustration #art #picturebook #mystery #kawaii #painting #takashigoto pic.twitter.com/91BgYwZEui— 後藤貴志 (@takion50) February 19, 2022
●その映像は、まあるく、月をバターのように描き、本当に、食べ物のようです。
●月が、バター色で、溶けているかのように、表現してあるので、怖いというより、もうそれはそれは、映像からは、綺麗!としか言いようがありません。
●なるほど!エレファン(←主人公の子供の象の名前)は、この月を、(食べ物と間違って)
食べたかったので、お母さん象に
「この月を取って来て!」とおねだりしたのだと思いました。
●だんだんこのリアルな幻想的な映像を見ているだけで、歌詞の内容もわかってくる、想像しやすく、わかりやすいイラストです。
●全体的には、メルヘンチックで、どちらかというと、私は、ヨーロッパの、寒い地方の陶器?!の配色みたいだな、と思いました。
※北欧?の陶器のツイッター投稿と思いきや日本製?!・・でも、綺麗な配色で素敵です。
左は、北欧スウェーデン辺りのお皿かと思いきや、辻本陶器という日本のブランド。カラフルで洒落た昭和食器たち。#nanoの夏市 #Mitteplatz pic.twitter.com/Sj5ln6CqZX
— 雑貨屋 Mitte / Gallery Mitteplatz (@ZakkaMitte) July 27, 2019
●とても、綺麗で、素敵な映像アニメーションですが、少し、見ていくと、途中で、
日光が少ない地方を思わせるような、暗い雰囲気も、出てきました。
そこが、怖い、悲しい!と印象を与えるのではないか・・・と思いました。
●木が、黒く、まるで、人影のように、不安になります。
1人ぼっちで、小象のエレファンは、お母さんを森に探しに行きますが、そこは、1人ぼっちなので怖いですね。
●そして、最後は・・・
やっと、子供の為に、月を採ろうと、湖に近いところまでやってきた、母親ゾウは、銃に撃たれて、倒れてしまいます。
それを見た、子象の、エレファンは、近寄り、目に、涙を浮かべています。悲しい映像です。
。※ちょうどその部分の画像がツイッターで投稿されていました。みんなさすがに・・悲しくなりますね。
朝方、ボーっと••••見るもんなくて•••なんとなくみんなのうたなんて観てると•••••油断してたよ〜😭••••なんちゅう悲しい詩やねんっ!•••エレファンとかいう曲😭 pic.twitter.com/lYMrfZtnlJ
— デビねむ@台風 (@devilnemui) May 21, 2022
●その涙は「僕が、わがままを言わなかったら・・お母さんは死ななくて良かったのに・・・」と
後悔の念の表情と、悲しみでいっぱいのエレファンの描写でした。
みんなのうたエレファンの魅力:エレファンの歌詞は怖くて悲しい?!:音楽
●凄いのは、作詞、作曲している、松本俊明さんが、自ら、ピアノの演奏をしています。
●松本俊明さんは、ピアニストでもあり、あの、MISIAさんのヒット曲「Everything」を作った作曲家でも有名です。凄い方ですね。
●音楽は、ピアノ、コントラバス、ハンドネオン、パーカッションで演奏されています。
そのコントラバスがずっと、低く、狂いなく、一定でタンゴのベースをとっていきます。
そして、何と言っても、印象的だったのは、ハンドネオンの音でした。私は、このハンドネオンの音が、音楽的に、少し、怖い印象を受けました。
●ハンドネオンとは・・アコーディオンに似た、タンゴをよく表現してる楽器です。
(タンゴ演奏でよく使われる楽器です。)
●ハンドネオンの大きさは、中型ですが、結構大きな音が、鋭く出る楽器です。
なので、切れの良い、激しい、情熱的なタンゴ音楽には、かかせない楽器です。
●タンゴの曲調は、もともと、情熱の他にも、悲しみ、も、表現します。どうしても、情熱的なタンゴは、長調のイメージよりも、短調が多いので、どうしても、悲しい気持ちになってしまいますね。
※右から3番目がハンドネオンです。珍しいハンドネオンのツイッター投稿があり、とても興味深いものです。
浜松音楽友の会四季のコンサート。今年度は加藤昌則さんがプロデュースするKatoooon楽団の皆さんによる演奏会でスタートしました。
ピアノ、サクソフォン、ハンドネオン、コントラバスという異色のカルテットで、ジャンルを超えた音楽の魅力を存分に堪能させていただきました! pic.twitter.com/WE5vfGlc99— 浜松音楽友の会 (@hamamatsuontomo) April 22, 2022
●私は、このハンドネオンのタンゴ演奏の音色は、悲しいけれど、
「エレファン」を表現するのに、とてもふさわしい楽器だ!と、思いました。
ハンドネオンの音が、この「エレファン」の物語を、もの悲しく、短調が、怖い印象になり、演出効果にもなっているのだと思いました。
みんなのうたエレファンの魅力:エレファンの歌詞は怖くて悲しい?!:感想
●結論から言うと、やはり、怖くて悲しい歌でした。
●歌っている、歌手、イラスト、歌詞、演奏全てが、怖い、悲しい気持ちにさせる部分が多かったのです。(全体的に、素敵な綺麗な曲だけど、怖い曲、悲しい曲でもあると思いました。)
●じっと、このみんなのうたの「エレファン」を見ていると、メリーゴーランドに乗って、グルグル回り、夢を見ているかのようなのです。
幻想的で怖い、悲しい曲「エレファン」なのです。
メッセージ性が強いので、「エレファン」の歌を聴いたあとは、少し、ぼーっとして、
単純に、これから子象のエレファンは、一人ぼっちでどうするのだろうか?寂しい、悲しいね、エレファン・・頑張ってね・・など、色々思ってしまうのです。
みんなのうたの中で、わざわざ歌詞の中での、親子愛と死について考えてしまう内容でした。
生きる意味、感謝、幸せ、1日1日を、大事に生きよう!など・・自分のことと、照らし合わせて、深く考えさせられた、そんな「エレファン」のうたでした。
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