私は、ピアノを長年、教えていますが、ピアノを、初めて習う、お子さんの中には、「この子、ピアノ向いてる子だな~」と、思う時が、あります。
その「ピアノ向いてる子!」の特徴について、今回、書いてみたいと思いました。
※今回は、まだ、ピアノを、習ったばかりの、お子さんを対象にしています。
ピアノ向いてる子の特徴:⓵絶対感がすでにある子
私の生徒さんで、初めて、ピアノを習いに来て(体験レッスン、もしくは1回目のレッスン)
音あてクイズをしてみると、パーフェクトに、答える子供さんがいます。
音を、簡単に、当てるのです。
●それは、もう、すでに、絶対音感がついているということなのです。
そして、その他にも、この子、耳がいいな、と思うのは、
弾きながら歌を歌わせると、その音通り、音がくるわず、歌えるのです。
そういう子は、「ピアノに向いてる子」だと、思います。
●日常生活、家庭の中で、音楽に触れている機会が多かった場合や、
保育園や幼稚園で、音楽を沢山取り入れていた場合、すでに、もう、絶対音感がついている可能性が高いです。
幼少時の、音楽との接し方は、大事かもしれませんね。
ピアノ向いてる子の特徴:⓶人の話を黙って聞きリアクションする
これは、何でもそうですが、人の話を、黙って聞いて、うん、うん、と頷き、リアクションする子供は、集中力があり、勉強も出来る子が多いのではないでしょうか?
ずっとピアノを教えていて、生徒が黙っていると、
教える側は、「話を聞いているのかな?」と、少し不安になるのですが、
リアクションがあると、意志疎通は出来ていると判断し、先に進みやすくなります。
人の話を、よく聞いている子は、すぐ、そのピアノの、「今、自分が出来ない問題点は何か?」の解決も早いのです。
なので、人の話を、黙って聞き、リアクションする子は、「ピアノに向いてる子」だと思うのです。
ピアノ向いてる子の特徴:③指先がしっかりしている
●指先は、ピアノを弾くにあたり、習いたての子供さんは、ぐにょっとしている子がほとんどですが、
中には、小さい手なのに、指先が、しっかりして、鍵盤に上手に立たせることが出来る子供さんをたまに見かけます。
そういう子は「ピアノに向いてる子」と思います。
5本の指先は、しっかりと、固く、鍵盤に、立てれる事。でも、手全体は、何だか、柔らかい手とでも言いましょうか・・。
私は、指全体が硬く、右手の薬指と小指(4,5の指)が、素早く、あまり動く方ではありません。
薬指、小指(4,5の指)が、素早く、他の指と同じように独立して、動くのが、一番の理想です。
私がもし、それを知っていたなら、今、動かない薬指、小指の独立ができるように
子供の頃に(小5の頃までに)練習をしていたと思います。
大人になって、こんなに薬指と小指(4,5)の指が動かないことに、残念で仕方ないのです。
なので、ピアノ習いたてでも、指先がしっかりしていて、薬指と小指をたやすく動かせる子は、「ピアノに向いてる子」と思いました。
ピアノ向いてる子の特徴:⓸本人も家族も、音楽が好き
お母さんやお父さんが、音楽が好きで、吹奏楽を見に行ったり、
コンサートを好んで、見に行ったりしている子供さんは、
色々な音楽を聴いているので、自然と、音楽が日常生活にあります。
そして、そういう環境の子供は、親がピアノが好きで協力的です。
生徒さんの中に「この前、家族で●●のコンサートに行ってきた!」や
「今度、家族で、吹奏楽を見に行く!」の話が聞けると、家族全体が音楽好きなので
もう、その子供さんは、「ピアノに向いてる子」といえるでしょう。
ピアノ向いてる子の特徴:⓹他の習い事が少ない
近年では、インターネットの発達に伴い、色々な情報が、毎日飛び交っています。
習い事の情報も多く、親が、「あれもこれもさせたい!」と、自分の子供に、毎日、色々な習い事をさせています。
親子共に、忙しい日々を送っています。
しかし、私が感じたのは、あまりにも、1週間、習い事を、毎日のように、爪過ぎていると、
全部の習い事が中途半端で、ピアノに関して言えば、進みが遅くなります。
それは、自分も小さい頃そうでしたし、自分の子供も経験済です。
よく生徒さんに、「ピアノ練習出来ている?」と聞くと
「毎日忙しいから、無理・・」と、キッパリとした返事が返ってきます。
全てが、中途半端にならずに、2つ位に習い事をとどめている生徒さんは、
時間にも、余裕があり、ピアノの練習や宿題も出来るので、
私は、必然的に、習い事が少ない子は「ピアノ向いてる子だな・・」と思うのです。
ピアノ向いてる子の特徴:まとめ
今回は、まだピアノを習いたての子供さんを対象に、
「ピアノ向いてる子」の特徴を5つあげてみました。
しかし、是非、ピアノを始めたからには、根気よく、3年は習ってみて下さい。
ピアノを、3年習って続けたら、ある日、突然、読めなかった楽譜が読めて、弾けなかった箇所が弾ける時が、必ずきます。
そうなると、沢山の、ピアノに関しての可能性が、ピアノを続けてきた、全員に出てきます。
誰もが、ピアノを継続した事自体に価値が出てきますので、
最初、「この子大丈夫かな?」と思った子供さんでも、
3年、続けたら、「ピアノ向いてる子」に発展していきますので、ご安心下さいませ。
なので・・結局のところ・・
ピアノ向いてる子というのは、楽しみながら「少しずつでも、ピアノを続けている子!」=「1番向いてる子!」となるのです。
素晴らしい音楽を、ピアノを、皆さん是非、楽しく続けていって欲しいものです。
※もう1つちょっぴり似ている記事を書いています。ご興味がある方は、是非どうぞ。
こちらから→ピアノの才能のある子!の見分け方:ピアノの才能?どこを見て思う? | テレビで音楽を楽しもう! (wakurunentamemusic7.net)
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